登熟期に米粒へ養分を送り込み、粒張りが良くクズの少ない米を作るのに重要な働きをするのが、止め葉を含む上位3葉です。この3枚の葉は幼穂形成期(出穂25〜30日前)には体内で幼葉として目覚めています。
そのため、このあたりで追肥を行うと、登熟期には止め葉を含む3葉のボリュームが出て、十分なデンプンを米粒に集積することができます。
またこの時期に、この3枚の葉につながる根も出始めます。
しかし、収穫期までその根がしっかりとしていなければ、葉は生きることができません。この根を収穫まで維持することが、上位3葉を生かすために必要になります。
「味覚宣言」は、幼穂形成期に使用しますので、上位3葉につながる根をしっかりと張らせることができ、登熟期に活躍する葉を生かすことができるようになります。
「味覚宣言」の使用とともに、収穫期まで活き活きとした葉が残るように、根を傷めないような管理を心がけてください。
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アグリボ味覚宣言試験 <もみの様子>
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施用区