この時期は収穫によるストレスに加え、地温の低下により根の活性が落ちてしまいます。
森羅の灌水は根の活性を高め、成り疲れを軽減します。
ネコブセンチュウによって樹勢が低下した場合は、森羅の灌水で樹勢維持に努めてください。ただし、コブが大きくなりすぎたり、地温が高くネコブセンチュウの活性が高い時には、森羅を施用し発根を促しても、樹勢を維持することが困難になります。春先にしおれが見えたら、なるべく早い段階で施用するようにしてください。
特に越冬・促成栽培では、冬場に地温が低下し、樹に負担がかかってくると、生長点・茎・葉が小さくなってきて生育が停滞してしまいます。そうなる前に処理することを、まず心がけてください。地温低下時とは逆に夏場の高温対策にも有効です。高温時は着果不良や花落ちといった障害が発生しやすくなりますが、しっかりと根の張ったトマトでは、それらの障害が軽減されます。2010年の猛暑では、その効果が顕著に現われました。
春メロンは、気温・地温ともに低いため、生育が停滞し果実肥大が悪く(根・茎・葉の生育に大きく左右されます)なります。そのため、生育初期は アグリボEX、交配前あたりから 森羅 で、根・茎・葉をしっかりと作るようにしてください。