ポリポットで育成した本葉2葉期のビート苗を、アグリボEXと徒長抑制剤S液剤を混用したものを葉面散布処理し、徒長抑制効果を確認する。
「スコーネ」を9cm径黒ポリポットに播種し、22〜23日後(本葉2葉期)に1回薬剤噴霧処理。
薬剤処理23〜25日後(播種45〜48日後)に苗を採取し測定する。
供試薬剤 | 希釈倍率 | S液剤 x20 の混用 | |
---|---|---|---|
試験1回目 | 試験2回目 | ||
アグリボEX | x20 | ◯ | - |
x50 | ◯ | ◯ | |
x100 | ◯ | ◯ | |
x250 | - | ◯ | |
x500 | - | ◯ | |
S液剤 単用 | x20 | - | |
無処理 | - |
アグリボEXとの混用で、S液剤単用の徒長抑制を明らかに助長したが、試験1回目のアグリボEX 20〜100倍間と、試験2回目のアグリボEX 50〜500倍間での明らかな濃度間差は認められなかった。
S液剤の徒長抑制は、処理後1週〜2週の間に強く現れる。
アグリボEXを混用した場合は、S液剤単用よりも早い処理後〜1週の間の徒長抑制を著しく助長する。
S液剤処理で、T / R比が明らかに低下するが、アグリボEXを混用すると、さらに低下することが確認された。
特にアグリボEXの50〜250倍相当の混用が有効である。
ビート本葉2葉期に、徒長抑制剤S液剤20倍とアグリボEX 20〜500倍の混合希釈液を噴霧処理することで、S液剤の徒長抑制効果を助長し(速め)、T / R比をさらに下げることができる。
苗の健全性・経済性等から総合判断すると、アグリボEXの混用希釈倍率は、250〜500倍程度が望ましい。
詳しくはアグリボ製品の作物別ご使用方法 “アグリボこよみ” をご覧ください。
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