アグリボ2をトマトの開花期にホルモン剤を加用する場合、200倍程度の高濃度で使用されていた。アグリボEXにおいても同様の使われ方が予想されるため、その適正濃度を確認する。
葉令15〜16葉の成苗の第1段および2段目の花房(3〜5花が開花したもの)に、
ホルモン剤 + アグリボEX(各希釈液)を1回噴霧。
花梗数、着果数(直径10mm以下の果実を除く)、果実の直径をそれぞれ比較する。
試験区 | 花梗数 (3房あたり) |
着果数 (3房あたり) |
着果率 (%) |
果実直径 (mm) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
最大 | 最小 | 平均 | ||||
アグリボEX x200 + ホルモン剤 x50 |
15 | 11 | 73.3 | 35.5 | 21.4 | 29.4 |
アグリボEX x200 + ホルモン剤 x100 |
17 | 9 | 52.9 | 39.6 | 12.8 | 29.1 |
アグリボEX x1,000 + ホルモン剤 x50 |
16 | 13 | 81.3 | 35.8 | 12.4 | 26.1 |
アグリボEX x1,000 + ホルモン剤 x100 |
19 | 17 | 89.5 | 33.5 | 13.5 | 28.9 |
① アグリボEXを1,000倍で加用した場合、
アグリボEX 200倍に比べ、着果率が向上する傾向が見られた。
② さらに、アグリボEXを1,000倍で加用した場合では、
アグリボEX 200倍に比べ、玉揃いも良くなる傾向が見られた。
「アグリボEX」を、ホルモン剤に加用しトマトの開花期に噴霧する場合、200倍ではなく
1,000倍使用が実用上好ましく、もっとも効果的な使用倍率であると考えられる。
詳しくはアグリボ製品の作物別ご使用方法 “アグリボこよみ” をご覧ください。
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